敬老の日に考える、“つながり”のかたち」【鹿児島市A型事業所】

こんにちは。鹿児島市のA型事業所のKindです。敬老の日は、年長者への感謝を伝える日であると同時に、世代を超えた「つながり」の意味を見つめ直す機会でもあります。家族の中での会話、地域でのふれあい、デジタルを通じた交流——そのかたちは多様化しています。直接会えなくても、手紙や動画、SNSのメッセージが心をつなぐ手段になる時代。大切なのは、相手を思う気持ちが届くことです。
福祉の現場では、利用者同士が互いの人生を語り合い、スタッフや地域の子どもたちと関わることで、日々の暮らしに彩りが生まれています。ある施設では、利用者が自ら地元の食文化を紹介する動画づくりに参加し、笑顔と誇りが広がりました。つながりは、支援される側・する側という枠を越え、共に生きる仲間としての関係を築く力を持っています。敬老の日をきっかけに、利用者一人ひとりの声に耳を傾け、つながりのかたちを共に育てていきたいものです。
〈文・構成 宮口〉