パソコンで絵を描くためのペンタブレットについて【鹿児島市A型事業所】

デジタルアートに挑戦したいけれど、どうやって始めればいいか分からないという方に向けて、今回は「ペンタブレット」に焦点を当てて紹介します。
なお、以前のブログでは絵を描くためのソフトウェアについて解説を行いました。こちらもぜひ参考になさってください。
ペンタブレットは、パソコンで絵を描く際に重要な道具の一つです。そんなペンタブレットについて今回は解説を行います。
Contents
1. ペンタブレットとは?
ペンタブレットは、専用のタッチペンとタブレットを使い、パソコン上で絵を描き、手書きの感覚で操作できるデバイスです。通常のマウスやタッチパッドよりも描きやすく、デジタルアートには欠かせないアイテムとなっています。
ペンタブレットにはいくつかの種類があり、絵を描く用途に特化したものもあれば、一般的な操作にも使えるものまで様々です。次にペンタブレットの選び方と、実際のペンタブレットのおすすめをご紹介します。
2. ペンタブレットの選び方
初心者におすすめのペンタブレット選びで大切なのは、以下のポイントです。
サイズ
ペンタブレットのサイズはさまざまですが、初心者にはA6(約10×15cm)やA5(約14×20cm)サイズのものが使いやすいでしょう。小さめのサイズは持ち運びが便利で、収納もしやすいですし、画面全体に対する操作も快適です。
解像度(筆圧感知)
ペンタブレットには「筆圧感知」があります。これにより、ペンを強く押すと太い線が、軽く押すと細い線が描けるようになります。描画の表現に影響する重要な要素です。初心者には、筆圧感知が8192段階やそれ以上のペンタブレットを選ぶと、滑らかで細かな表現が可能になります。
接続方法
ペンタブレットにはUSB接続のものやBluetooth接続のものがあります。Bluetooth接続のものはコードレスで使えるため、ケーブルの煩わしさがなく、作業がスムーズになります。しかし、初心者にはUSB接続の方が安定して使えることが多いので、初心者にはUSB接続がおすすめです。
3. おすすめのペンタブレット
Wacom
Wacom(ワコム)は、デジタルアート業界では最も有名なブランドです。他のペンタブと比べ価格が高い傾向にありますが、初心者向けの扱いやすいペンタブ、筆圧感知レベル、解像度の高いハイスペックなペンタブまで、幅広く取り揃えられています。
XP-Pen
XP-Penは、手頃な価格で高性能なペンタブレットを提供しているブランドです。品質も高く、安心と使いやすさも十分で、イラスト制作以外にもホワイトボード代わりに使うこと、デジタル署名する際に使うなどと、幅広い場面で活用されています。
4. ペンタブレットの使い方
ペンタブレットを買ってきたら、次は実際に使ってみましょう。以下のステップでデジタルアートを始めるための準備を行いましょう。
ドライバのインストール
ペンタブレットをパソコンに接続したら、まずは専用のドライバソフトウェアをインストールしましょう。このソフトを使ってペンタブレットの設定を行います。また、筆圧感知やペンのボタンの割り当てなどもカスタマイズすることができます。
ソフトウェアをインストール
次に絵を描くためのソフトウェアも用意しましょう。初心者には「Clip Studio Paint」など、無料または手軽に使えるソフトウェアがおすすめです。ソフトウェアを開いて、ペンタブレットを使って絵を描いてみましょう!
基本的な使い方
ペンタブレットを使う上で最初に覚えるべきことは、ペンの使い方です。ペンを画面に近づけると、描画ツールが反応し、ペンを押す強さで線の太さや濃さを調整できます。最初は線を引いたり、簡単な図形を描いたりしながら、ペンタブレットに慣れていきましょう。
5. 最後に
ペンタブレットを使って絵を描くことは、パソコンでのデジタルアートの最初のステップです。初心者でもペンタブレットを使いこなせるようになれば、自由に絵を描けるようになります。最初は難しいかもしれませんが、少しずつ慣れて、あなた自身のスタイルを見つけていきましょう。
〈文・構成 二見〉