プログラミングの初歩【鹿児島市A型事業所】
情報化社会と言われる現在、プログラミングの知識と技術はより重要になるでしょう。
しかしその全てを一気に知ることは大変です。
今回はプログラミングの一番基礎的な部分から解説したいと思います。
Contents
1. プログラミング言語
まず知ってほしいことは、プログラミングを行うには「プログラミング言語」と言う専門の言語を使用いたします。
プログラミング言語にはたくさんの種類があります。中でも代表的なものは以下の4種類です。
- Python(パイソン):初心者向けで、簡潔な文法が特徴です。
- Java(ジャヴァ):大規模なシステム開発に多く使われています。
- JavaScript(ジャヴァスクリプト):ウェブ開発に使われる言語です。
- C++(シープラスプラス):システムのパフォーマンスが求められる際に使用されます。
2. 基本的な構文
次にプログラムを書くときには、言語のルールに従い「構文」を記載しなければいけません。
ここでは構文や要素の基本を紹介いたします。
変数
変数は構文を作る上で大切な、データを格納するための名前付きの箱のようなものです。
プログラム内でデータを保存し、後で使う役割を持っています。Pythonを例として次のように記載します。
x = 10 y = 5
ここでは、x
に 10
を、y
に 5
を代入しています。
演算
次に変数を使い数値の計算を行うことができます。再びPythonを例とし、計算方法はこのようになります。
sum = x + y
条件分岐(if文)
ある条件に応じて処理を変えたい場合には構文の一つであるif
文を使います。
使用方法は次のようになります。
if x > y: print("xはyより大きい")
else: print("xはyより小さい")
ループ(繰り返し)
特定の処理を何度も繰り返す場合には、ループを使用します。
例えば、for ループを使って、1から5までの数字を順番に表示する場合には以下の記載を行います。
for i in range(1, 6): print(i)
出力結果
[2, 3, 4, 5, 6, 7]
3. プログラムの流れ
プログラムの流れは、以下のように進みます。
- 入力: ユーザーからの入力や外部からのデータを受け取る。
- 処理: 入力されたデータに対して計算や操作を行う。
- 出力: 結果を画面に表示したり、ファイルに書き込んだりする。
『2.基本的な構文』で例にあげたように、x、yと言う変数に値を『入力』し、+、-などを使用し計算などで『処理』をします。
最後に処理結果に応じ、print関数をはじめとする出力方法を設定し、プログラムは完成します。
4. 実行とデバッグ
プログラムを完成させた後は、試しにコンピュータで実行してみましょう。
実行中にエラーが発生することがよくありますが、その際はエラーメッセージを参考に修正を試みる必要があります。
エラー、バグなどの不具合の原因を探して対応することを「デバッグ」と呼びます。
まとめ
プログラミングの初歩は、基本的な構文を覚えることから始まります。変数、条件分岐、ループなどの基本を押さえて、実際にコードを書いてみましょう。
最初は小さなプログラムから始めて、少しずつ複雑なものに挑戦していきましょう。その中で必要な知識が出て来たら、自分で調べて学ぶ姿勢も大切です。