【サービス管理責任者研修を振り返って】サービス管理責任者 Y.Y

令和2年9月3日から開催されました、サービス管理責任者研修を無事に修了し、修了証書を頂くことができました。

Contents

1.「2020年のサービス管理責任者研修について」

2020年の研修は、新型コロナウイルスの影響で厳戒態勢の中研修が開催されました。前期研修「オンデマンド配信」と演習「グループワーク」に分けての研修でした。

1-1.前期研修「オンデマンド配信」

研修の前半部分の相談支援専門員初任者研修前期研修(講義部分)と鹿児島県サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者(全体共通)は、「オンデマンド配信」という形式で開催されることとなりました。
今回初めてのオンデマンド配信という事で不安がありましたが、仕事に関わる勉強という事で集中できる環境でいい緊張感を保ったまま受講することができました。
こうして、「オンデマンド配信」による講義部分の視聴、振り返りシートの記入やレポートの作成、さらに確認テストの実施と約2週間みっちり勉強し講義部分の研修を終えました。

「前期研修(オンデマンド配信)」での気づき

私は介護福祉士として高齢者介護に携わっていました。
研修前半のオンデマンド配信での研修では、私がこれまで行っていた介護に大きな勘違いをしていたことに気づかされる言葉がありました。

アメリカの自立生活運動の有名な言葉で「他人の助けを借りて15分で衣服を着て仕事に出かけられる障害者は、自分で衣服を着るのに2時間かかるために家にいるほかない障害者よりも自立している」サービス等を効果的に利用して維持される生活も「自立」した生活ということだったのです。この言葉を研修の中で聞いて、私が行ってきた介護を振り返ったとき、ADL(日常生活動作)向上の目的のために、「衣服を2時間かけて着る障害者」のことを「自立」しているとばかり思っていました。
ADL(日常生活動作)向上だけが自立ではなく、障害者がいかに本人の望む生活を、たとえ他人の力を借りたとしても営めるのならそこに本当の「自立」があるのではないか。自立の考え方を再認識することができた「オンデマンド配信」はとても有意義な研修でした。

1-2.演習「グループワーク」

そして、10月5日、7日に開催されたサービス管理責任者研修「演習(グループワーク)」の研修に参加しました。演習内容は、架空の利用者様の「個別支援計画書」作成が目的でした。
「演習(グループワーク)」形式での研修は約10年ぶりの実施でしたので、初めはとても緊張しました。実際にグループワークになるとドキドキ、ワクワクしながらグループのメンバーと協力しながら「個別支援計画書」を作成し、モニタリング、計画書の見直しをして、とても良い「個別支援計画書」を作成することができました。

「演習(グループワーク)」での気づき

サービス管理責任者は、利用者様の声にならない声をいかに拾って、個別支援計画書に反映させられるか。また、いかに本人の利益を守って、本人の希望するサービスを提供できるのかを常に考え、更にどうしたらサービスを提供する側の人々はそれを共有できるのか、などとても気づかされる内容の「演習(グループワーク)」となりました。

2.まとめ

約1か月間に及ぶ「サービス管理責任者」の研修を修了することができましたが研修が「ゴール」ではありません。やっと「スタートライン」に立つことができただけです。
私は今回の研修を修了し、多くの学びや気づきを得ることが出来ました。障害者に対する支援方法、考え方を変えなければいけない事にも気づかされました。
この研修に参加できた事、修了できた事を感謝しつつ、今回の研修をより価値のあるものにしていくため気を引き締めて「サービス管理責任者」の職に従事していきます。
そして、「サービス管理責任者」とは、利用者様にとって「一番の理解者」ということを忘れず、いつまでも利用者様のためにあり続ける存在になれるように頑張っていきたいと思います。

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