「オンデマンド研修」強度行動障害支援者養成研修(基礎研修編)/ 指導員N・M

今回は、withコロナ時代に向けたオンデマンド研修に参加させていただきました。
初めてのオンデマンド研修とあって、どのような研修になるか?ちゃんと理解できるだろうか?など不安の中での研修でした。研修を受けてみての感想は、一対一での講義なので一語一句しっかり聞けて、理解できなかった所は、もう一度聞き直しながら、集中できて講義を視聴できたと思います。

今回の強度行動障害支援者養成研修において特に印象に残った構造化についてと支援の基本的な枠組みと記録について共有をしたいと思います。

Contents

1.構造化の基礎について

私たちの身の回りには、あらゆる構造化があります。

構造化とは、何かの活動を行うときにその活動が容易に行えるように環境を整える事で、今何をする時間なのか、次にどうなるかなど、活動や生活の中の仕組みをその人の理解をサポートすることです。
その人の障害特性を考慮し本人へのアセスメントで興味や関心、得意な事を活かし、個々に応じて構造化することが支援の基本となります。

 理解するための6つの情報

  • どこで
  • いつ
  • 何を
  • どのくらい、いつまで
  • どのようなやり方で
  • 終了後、次に何をするのか

段階的に理解してくことによって、わかりやすくし、自分がするべき行動を理解し、自律的に活動できればストレスや混乱が減ることによって自信をもって活動することができ、行動障害を起こす必要がなくなります。
構造化は一回したら終わりではなく対象者に合わせて更新していく事が大切です。

2.支援の基本的な枠組みと記録

サービス事業所では、サービス等利用計画、個別支援計画や居宅介護計画に基づき、支援手順書兼記録用紙を用いて支援の実施をします。
日々の支援の基本的な流れとしてPDCAサイクルを回して評価しながらより良い支援に繋げていく事が大切です。

 支援の基本的な流れ/日々の支援

 記録を書くという事

  • 実際に支援した事を書き留める。
  • 支援を見つめ直し、支援の問題点、問題点がどこから来るのか明らかにする。

記録の重要性については、時間と粘り強さが必要な行為です。
自らの支援を記録するという事であり、その記録を基にして行う支援の見直しや評価が効果的に実施できるかということに繋がり、組織全体の実践の質の評価と今後の方向性の資料となるので大切です。

3.まとめ

今回のオンデマンド研修を受けて、これからの支援に必要なベースの部分を勉強できました。行動障害の背景には、見えている部分だけでなく隠れている部分を見ることで全体像を理解することに繋がります。言葉だけで伝えるより本人が理解できる形で支援するほうが相手に伝わりやすく、利用者本人が一番困っている事を理解することが大切です。
これから支援を行うにあたってとても良い研修になりました。更に演習の研修が後日実施されるのでしっかり受講したいと思います。

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