文字入力の極意

就労継続支援A型カインド事業所では、日々利用者さんたちが業務を通じてPCのスキルアップに取り組んでいます。
その中で最初に目指すのが「文字入力速度の向上」です。
あえて『タイピング』と表現しないのは後ほど説明します。

文字入力が速いとそれだけで効率がかなり変わってきます。
そこで気づけば20年以上PCを使用している私が『文字入力を速くする極意』を伝授していきたいと思います。

Contents

文字入力速度が速い状態とは

①入力する際にキーボードをほとんど見ない
②ある程度一定のスピードで入力できる
③10分間で400文字以上、入力することできる

こういう状態にあると思います。
③に関していうと入力文字数で初級~上級に分けられるかと思います。

・一般的な基準
初級:300文字
中級:500文字
上級:800文字以上

ここまではまだ『文字入力の速度』のみの話です。
これが業務レベルとなると入力文字数にさらに

・誤字脱字が少ない
・漢字変換が円滑にできる

という項目が追加されます。

どうしたら文字入力が速くなるのか

初級

・ローマ字入力に慣れる
PCでの文字入力は基本的にローマ字入力です。
一つのキーで入力できるかな入力のほうが速いと思わるかもしれませんが、ひらがな、カタカナ、漢字、英数字が必要になってくるので、ローマ字入力で覚えたほうが汎用性が高いです。

・まずは母音のキーの位置を覚える
ローマ字入力は基本的に『子音』と『母音』の組み合わせなので、まずは絶対に使う「あ・いう・え・お」の母音の位置を覚えることが重要です。その後にほかの子音の位置を覚えていくことで効率的にキー配列を覚えることができます。

・ホームポジションで入力できるようになる
ホームポジションとは、文字入力を効率的に行うことができる指の基本の配置のことです。
弊事業所では入所したらまず下記のサイトを利用してホームポジションを覚える練習をしています。

ひよこでも出来るタイピング練習講座
https://typing.twi1.me/training

中級

・ファンクションキーでの変換を覚える
ファンクションキーとは特定の機能があらかじめ割り当てられているキーのことを指します。
文字入力では変換機能が割り当てられているので、ぜひ覚えてどんどん活用していきましょう。

文字入力で使うファンクションキーの機能※windowsのみ
F6:ひらがなに変換
F7:カタカナに変換
F8:半角カタカナに変換
F9:全角アルファベットに変換
F10:半角アルファベットに変換


ファンクションキーの位置

・一定の速度で入力できるようになる
入力速度はある程度一定のほうが望ましいです。
ムラがあると疲労の原因や集中力が切れやすくなります。

上級

・いかに速く変換したい漢字にたどり着けるか意識する
PCが進化したとはいえまだまだ完璧に一回変換できるわけではないので、どうやったら速く自分が変換したい漢字の候補をだせるのかということを意識するだけでも変わってきます。

・より少ない打鍵数で入力できるようになる
ひらがな一つとっても『 し 』を『shi』とうつよりも『si』と打つほうが早くなります。
コンマ何秒の世界かもしれませんが、塵も積もればなんとやらです。
あとは手の疲労具合で変わってきますので、こちらも意識して文字入力していくと良いと思います。

さらに上を目指す

・繰り返し使う文字はコピー&ペーストで打ち間違いを防ぐ
いわゆるコピペです。
この記事に『文字入力』という単語が十数箇所ありますが、
『mojinyuuryoku』と毎回打つよりも

ctrl + v で入力したほうが断然速いのは言うまでもありません。

・使用頻度が高い文字は辞書登録する
これはあらかじめよく使う単語などを登録するIMEの機能です。
詳しい説明は別の機会にできたらとお思います。

私はよく文章で説明するときに見出しの記号として『 ■ 』をよく使います。
普通は『sikaku』と入力し変換していきますが、『sk』と入力したら『 ■ 』が候補に出てくるようになっています。ほんの数秒の違いですが、毎回打つ煩わしさもなくなるのでぜひ活用してみてください。

・予測変換を活用する
こちらもwindowsのIMEの入力補助機能です。
学習機能がついているので、どんどん賢くなっていきます。

以前私が書いた記事でgoogle日本語入力を紹介しているので、もし興味があれば使ってみてください。

作業時短ツールおすすめ6選
https://kind.smartwork.love/archives/3972

まとめ

今回は文字入力の極意ということで大仰なタイトルで始めましたが、PC作業で文字入力は非常に重要なことなので、今はなんとなく文字を入力している方もこれらのことを意識していけばさらに速くなると思いますのでぜひ取り組んでいただければと思います。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう