べき&ねばならない
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意外と身近な、べき&ねばならない
声高に主張しなくても、私達の中には、「〇〇であるべきだよ!」とか「△△ねばならないのだ!」といった考えが宿っているものです。こうした考え方のことは、”ビリーフ”と呼ばれていて、家庭や社会の中で形成されてゆくものだそうです。国・県・地域などによっても独特なものがいっぱいありますね。こうしたビリーフにはもちろん正当なものも多くありますが、中には私達の生活や人生を縛り付けてしまうものもあるようです。そうした窮屈さを生み出すものは、イラショナル・ビリーフとも呼ばれています。こうした、ビリーフ(固定観念、心の中の文章記述)についての理論を作り上げた先生がいます。アルバート・エリスという先生で、ABC理論とかABCDE理論とか呼ばれています。
かんたんなABC理論
A:出来事
B:ビリーフ(固定観念)
C:結果
同じ出来事(A)を経験しても、その人が持っている考え方や見方(B)によって、受け止め方や反応(C)は、違ってくるんだよ。というのが、エリス先生の理論です。だから、Bを可能な範囲で調整して、受け止め方を変化さようよ。と薦めてくれます。
自力で変えられないなら、サポートを受けたら良いよ
とも、エリス先生は言っています。そうしたサポートのできる援助者とのお話し合いによって、「あっ、そうか。たとえ◯◯でも、だからといってXXということにはならないよな。」とか「〇〇であればとても良いかもしれないけど、そうでなくても△△というわけでもないよなぁ。」といった気づきが生まれ、それがやがて新たな考え方や受け止め方になっていくという訳です。このサポートの中では、結構、率直な話し合いが行われますけれど、短期で良い変化も起きるようですね。
ソーシャルメディアと、べき&ねばならない
ソーシャルメディアによって、私達の目や耳などからはいろんな、べき&ねばならないが飛び込んできますよね。だからこそ、はて?ほんとにそうかなぁ・・・。と一呼吸入れることも大事かもしれませんよね。アルバート・エリス先生の理論、お薦めです。