台所に残る祖母の魔法 ―― 小さな鍋とナイフが繋ぐ十年の物語【鹿児島市A型事業所】
こんにちは。ももです。
今日は長年使い続けているものについてご紹介したいと思います。
私の長年使い続けているものは2つの料理道具です。
祖母の思い出が詰まった、野菜たっぷり味噌汁の鍋
一つ目は祖母が使っていた小さな鍋です。その鍋でいつも朝に味噌汁を作っていました。祖母の作る味噌汁はいつも野菜たっぷりの味噌汁でした。キャベツや人参、カボチャなど色とりどりでした。栄養たっぷりで朝から元気になれる味噌汁で朝起きるのも苦にならないくらい美味しい味噌汁だったのを思い出します。その思い出を感じながら毎日私もその小さな鍋で味噌汁やスープ、インスタントラーメンを作り愛用しています。これがまたちょうどいいサイズなんですよね。ちょっとしたものを作る時に便利なんです。他にも鍋がいくつかありますが大きすぎて・・・。だからこの小さな鍋は手放せません。何十年この鍋は使われてんだろうってくらい外見は味がでてきてちょっと汚いですけどね。
祖母の優しさと「安心」を繋ぐ、小さなフルーツナイフ
二つ目はこれもまた祖母が使っていたものなんですが、フルーツを切る時に必ず使っていた包丁です。フルーツナイフですね。私が果物が食べたいと祖母に言うとりんごや柿や梨などといった果物の皮を剥くのにいつも使っていました。ナイフじたいは小さく、刃も長年使っているせいか鋭くないので包丁恐怖症(自分で名づけた)の私にとっても使いやすいです。
本来は果物の皮を剥いたり切ったりする包丁なのですが、私は普通の包丁と同様に野菜も切っちゃいます。人参は硬くても切れますが、カボチャなどは他の普通の包丁を使わないと切るのが大変ですけどね。同居しているパートナーからは野菜くらいは普通の包丁を使いなさいと言われるのですが私の中でこのフルーツナイフのほうが切るには安全だという考えが定着しているのでこれからもどんどん使っていこうと思ってるんですがね。さすがに肉類はほかの包丁使います。他の包丁というのが最近買ったばかりの包丁で切れ味が良すぎるくらいのものなんです。包丁恐怖症の私にとってはヒヤヒヤします。指を切ったらどうしようなど血も苦手なのでいろんな被害妄想にかられます。なので安心を得るためにもこの祖母のフルーツナイフは必需品なのです。祖母が知ったら笑うと思いますが・・・。
飽き性の私が見つけた、一生モノより大切な「譲りモノ」
私の祖母は10年前に他界しました。いつも私の事を気にかけ本当の娘のように育ててくれました。私もかなりのおばぁちゃん子だったので祖母に甘えてばかりでした。なので祖母が亡くなった時は何年も悲しみに打ちひしがれていました。もう祖母はいない、だったら形見としてなにか持っていこう。そう思いこの小さな鍋とフルーツナイフを選びました。寂しい一人暮らしもいつも祖母の形見の鍋と包丁があり、元気づけられて助けてもらいました。これからも大事に使います。もしかしたら私に子供ができたらその子にも使ってほしいし孫の代まで受け継いでほしいと考えちゃうくらい。私の持ってるものであまり長年持ってる愛用のものはあまりありません。服なんて飽きたらすぐ捨てちゃうし。短期間でさよならする物ばかりです。でも常に物は大事にしょうという思いはあります。祖母は物を大切にする人でした。私がすぐ物を捨てようとすると勿体ないと怒りました。あまり私は執着しないのかもしれませんね。そんな私の手元にある鍋と包丁、祖母を思い出しながらこれからも大事に使っていきたいです。
≪文:もも/イラスト:威(TAKESHI)≫
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