【速報】YouTubeの収益化基準緩和の真相を語ります【YouTubeパートナープログラム】
YouTubeが現地時間2023年6月13日、収益化に必要な基準を大幅に緩和することを発表しました。
これまでは登録者1000人以上直近12ヶ月の総再生時間4000時間またはショート動画の再生回数が直近90日間で1000万再生以上という険しいハードルでしたが、今回の緩和によって登録者500人以上直近12ヶ月の総再生時間3000時間またはショート動画の再生回数直近90日間で300万再生以上と大幅に緩和されることになります。
今回はどうしてこのような収益化審査基準の大幅緩和が行われることになったのか、現在のそのほかSNSを巡る情勢を踏まえて考察していこうと思います。そして、これから先ショート動画を作るべきなのか、YouTube用のロング動画を作るべきなのかクリエイター目線で語っていきます。
1.InstagramとTikTokに対抗するYouTubeの施策
昨年のInstagramのアルゴリズムを制した人はみんなやっていたリール動画の投稿。これはSNSに敏感な方はみんな知っている事実かと思いますが、実際のところTikTokやInstagramのショート動画を制作するクリエイターが一気に増えました。YouTube側もこの状況をみて収益化審査基準に直近90日のショート動画の再生時間1000万再生以上という新しい条件を追加してより多くの質の高いクリエイターをYouTubeに呼び込もうと工夫していた様子が伺えます。
このように、YouTube運営の意図として、「ユーザーをどのようにYouTubeに留めさせるか。他のSNSよりもYouTubeを長く視聴してもらうにはどうしたら良いか?」という思いが強いことが考えられます。
このことを踏まえて多くのSNSマーケターやYouTubeディレクターが口を揃えて語っていた現在進行形で進んでいるショート動画の時代は大きな分岐点に立っていると言えます。
これまで通りショート動画に特化したアカウント運用やSNS選びを行っていくべきなのか?それともYouTubeの大幅な審査基準の緩和に合わせてYouTubeを活用したロング動画の制作やチャンネル運営を行っていくべきなのでしょうか?
では、実際に今回の緩和で恩恵を受けることのできるサービスとその特徴を活かせるユーザーについて紹介していきます。
2.実際、この緩和は本当に緩和なのか?
今回の収益化基準は早期アクセス版ということで、正規の審査基準のような広告収益が得られるというものではありません。
早期アクセス版の恩恵としてはスーパーチャット機能やチャンネルメンバーシップ等の機能を得ることができるというもので、視聴者とのコミュニティの形成が得意なクリエイターにとって大きなメリットとなります。
これは、顔出しをしているクリエイターやYouTuber、インフルエンサーにとって朗報だと言えます。逆に今回恩恵を受けにくいと思っている層に関しては、顔出しをしていないステルスYouTuberです。
この早期アクセス版の狙いは、クリエイター自身の魅力をユーザーに訴求し、ユーザーのファン化を促進・YouTube内の滞在時間・回遊時間の増加を図るという狙いがあると思います。
クリエイターの人柄に魅力を感じてもらえればファンは応援したいという心理から投げ銭機能を活用します。このファン心理をYouTube運営はうまく活かし大きく方向性を変えてきたというわけです。今現在顔出しやVtuber として活動している方は根気強くこの早期アクセス版での収益化を目指すことを強くお勧めします。その上で、早期アクセス版で収益化を狙うのであれば、ロング動画を出しつつライブ配信を行いユーザーとのコミュニティの形成に特化することが重要となります。
逆に顔出しをしていないクリエイターの方々はユーザーのファン化という視点で難しく、より他のクリエイターが努力することでライバルが増えチャンネル運営が難しくなる恐れもあります。ただ、こういったステルス系YouTuberはユーザーのファン化よりも情報の価値を求められる場合が多いので一概に厳しいという訳ではありません。YouTubeの市場において今ユーザーが何を求めているのかを分析できる人なら顔出しせずとも結果を出すことが可能です。これらのことを踏まえて、ステルスでYouTubeをやっていくなら質の高い情報系のロング動画を制作していくことは必要不可欠と言えるでしょう。
3.これから先、YouTuberを目指すにはどうすべき?
すでに始めている人には朗報で、今から始めるという人には実際どうしていく方がいいの?と悩む今回のニュース、みなさんはどう感じましたか?
SNSでクリエイティブにお金を稼ぐことができる時代ではありますが、意外と試行錯誤してもなかなか成果が出ず辞めていく人が大半なのが現状です。
実際のところYouTubeしかりInstagramしかり、一番大切なことはユーザーの問題解決です。ユーザーにとって快適な体験を提供することができるコンテンツ作りを意識することが何より大切です。また、そのユーザーにどうやってそのコンテンツを届けるかというのがわかっているようで難しいですよね。
このブログでもYouTubeやSNS運用に関する知っておくとちょっと得する記事を掲載していく予定なのでブックマークよろしくお願い致します!
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参考リンク
https://blog.youtube/news-and-events/more-ways-for-creators-to-earn-on-youtube/