【Adobe】Adobe CCについてわかりやすく解説!!

こんにちは!
今回は「Adobe CC」についてわかりやすく解説します。

パソコンでデザインや編集するためのソフトといえば「Illustrator」や「Photoshop」「PDF」などが有名だと思います。
これらのソフトは「Adobe」のソフトです。
なので、Adobeソフトがどんなものなのかわかりやすく解説していきます。

Contents

Adobe CCとは何か?

「Adobe CC」(Adobe Creative Cloud)とは「Adobe CS6」(Adobe Creative Suite 6)が2012年5月に発売された際に、サブスクリプション制度で利用できるソフトウェアおよびサービスのことです。

2013年5月に「Adobe CC」への移行が発表されてからは「Adobe CS」の発表は無くなりました。
現在はほとんどの製品において、買い切り版の販売はおこなっていません。

「Adobe CC」は20以上のアプリが使い放題で、「Adobe font」で提供されている20,000以上のフォントや100GBのクラウドストレージなどのサービスが利用可能です。

主に、イラスト、写真、動画、2Dアニメーション、Webデザイン、グラフィックデザインで便利なアプリが使い放題になっています。

Adobe CCはお得なのか?

「Adobe CC」はサブスクリプション制度(月々に利用料金を払う制度)なのである程度の負担が発生します。
なので、下記の表で確認していきましょう。

「Adobe CS6」は買い切りなので長い目で見れば、お得になるかもしれませんが話は単純ではありません。
まず、多額のお金がかかります。もし、すぐに辞めてしまったら全て意味がなくなってしまいます。
ほとんどの人は最新の「Adobe CC」を使っているのでデータの共有が難しくなります。デザインでの仕事ではとても使えません。
そしてアップデートが行われないというところです。「Adobe CC」はアップデートで便利な機能がたくさん増えました。古いバージョンでは作業効率が非常にわるくなります。

「Adobe CC」は値段は6480円なのでアプリを3つ以上使う予定がある人におすすめです。
グラフィックデザイン:Photoshop、Illustrator、Adobe Fresco、InDesign、Acrobat Pro
動画:Photoshop、Illustrator、Premiere Pro、After Effects、Audition、Media Encoder
Webデザイン:Photoshop、Illustrator、After Effects、XD、Dreamweaver

写真のみの人には「フォトプラン(クラウドストレージ:1TB)2,178 円/月」がおすすめです。
写真:Photoshop、Lightroom
このプランは「Photoshop(単体)2,728 円/月」よりも安く使用できます。

Adobe CCの似たアプリは何が違うの?

「Adobe CC」には似た用途で使うアプリがいくつかあります。
例えば「PhotoshopとIllustrator」や「Premiere ProとAfter Effects」などが用途が非常に近いアプリになります。

まずは画像編集アプリ「PhotoshopとIllustrator」の違いについてです。
Photoshop:写真やイラストなどの芸術性(アート)の高い物に強い
Illustrator:ロゴやアイコン、フォントなどデザイン性の高い物に強い
XD:Webサイトやアプリ画面、ユーザーインターフェースなどのデザインに強い

次に動画編集アプリ「Premiere ProとAfter Effects」の違いについてです。
Premiere Pro:長尺の動画やCMなどに強い
After Effects:動画の素材やタイトルの動画素材などに強い

このようにアプリによって、強みが違います。
無駄に似たようなアプリが並んでいるわけではないので、必要に応じて使い分けが必要です。

昔のバージョンを使えばよろしいのでは?

「Adobe CC」がサブスクリプション化する前のバージョン「Adobe CS6」を使えば、月々の利用料を払わずに、初期費用だけで済むのでは無いかと、思う人も多いと思います。
確かに、月々の負担を考えれば安上がりで良いかもしれませんが、あまりおすすめしません。
使うメリット・デメリットを紹介します。

メリット
・長い目で見れば安く抑えられる。
・アップデートがないので、使用感が変わることがない。
・参考書が格安で手に入る。
・古い規格を基準にしているので、PCのスペックが低くても動作する。

デメリット
・サポートを終了しているので不具合に対応してくれない。
・セキュリティアップデートが2014年(一部サポートは2019年)で終了しているので危険。
・最新版の便利な機能が使えない。
・「Adobe CC」で作られた編集データを開けない場合がある。
・「Adobe CS6」「Adobe CS5」などは希少性から、安くない。
・非公式のものを使うと、規約違反になる。
・公式サイトの「Adobe CS2」を使うと規約違反になる場合がある。(あくまで購入者向けのため。)

Adobe CCの代用になるアプリは?

「Adobe CC」はお金がかかるので安く済ませたい場合もあると思います。
なので、代用になるアプリを厳選しました。

イラストソフト
無料ソフト
・MediBang Paint Pro
イラストやマンガに強い。
・FireAlpaca
スペックの低いパソコンでもサクサク動く。GIFアニメーションも制作可能。
・GIMP
写真なども加工できるイラストソフト。
有料ソフト
・CLIP STUDIO PAINT
イラストやマンガに特化。利用者も多いので情報や素材がたくさんある。

動画編集ソフト
無料ソフト
・Aviutl
手軽に使える編集ソフト。機能が少ない分直感的に操作可能。
・DaVinci Resolve
色の調整が得意な動画編集ソフト。
有料ソフト
・Filmora
エフェクトが豊富。

Webデザインソフト
無料ソフト
・Visual Studio Code
プロも使う本格派コーディングソフト。利用者も非常に多い。
・Brackets
Dreamweaverのプロトタイプ。

写真編集ソフト
無料ソフト
・Canva
Webサイト上で使える画像加工ソフト。
・PhotoScape X
デスクトップで使える画像加工ソフト。
有料ソフト
・PhotoDirector
AI技術搭載で本格的な写真編集が可能。

Adobe CCが選ばれる理由は?

フリーで優秀なアプリが充実しているのに「Adobe CC」がなぜ支持されているのか気になったことはありませんか?

答えは「使っている企業」が多く「信頼性」が高いからです。

作成データを共有するときに違うアプリだと開けない場合があったり、崩れたりする場合があるのでみんなおなアプリを使用するのです。

それでは無料または安いアプリを使えば経費を安くできるのでは無いかと考えると思います。
個人での利用であれば良いかもしれません。
ですが、あまり使いたくない理由もあります。

・たとえ使いこなせても、就活や仕事で有利になりにくい。
アプリの操作性がスピード性が劣る場合があるので、信頼度が低いと評価されます。

・無料のアプリだと、バグや不具合の修正が遅くなる場合がある。
有料のアプリと違って、対応が遅くなる場合があります。

・デザイナーの賃金が高いので、アプリ代くらいなんともない。
アプリ代をケチって作業性が落ちてしまえば、人件費が余計にかかってしまう場合がある。

・有料アプリは新機能や作業性向上のアップデートが多い。
便利な新機能や作業性向上は、生産性の向上に直結します。

・有名なアプリはネットや本で教材が豊富で、勉強しやすい。

・プラグインやプリセットが豊富にある。
プラグイン:もともとある機能とは別に、非公式に付け加えた拡張機能。
プリセット:エフェクトなどの演出の設定を記憶したもの。

このように、有料のアプリでも効率的に扱えば利用料以上に恩恵を受けられる場合があります。

Adobe CCはいつ買ったらいいの?

「Adobe CC」は安く購入する方法があります。
いつ頃なのかなどを解説していきます。
安くなるタイミングを紹介します。

まずは、学生割です。
これは、学校等の教育機関や職業訓練、就労支援事業所、学位が取得できる大学校、認定・仮認定のNPO法人、Adobeのスクールパートナーなどが対象です。
教職員や就労支援事業所の指導員なども対象になりますが、常勤・非常勤の直接雇用のみで、派遣は対象外です。

次にセールを狙いましょう。
セールは1年間に複数回行っています。
ですが、次のセールがいつ来るかは不確定です。
2021年は一ヶ月に一回のペースでセールが行われましたが、2022年は6月から11月までセールがありませんでした。
なので、セールのタイミングを逃さないようにしましょう。

すでに利用中の人は一度解約をしないと、セール価格で利用できないので注意しましょう。
クラウドデータは解約後90日間の猶予期間があるので、余裕を持って再契約ができます。

そして、プランの見直しです。
Adobe CCを解約しようとすると、プランの見直しや割引特典を紹介される場合があるので、逐一チェックをしておきましょう。

最後に支払い方法です。
支払い方法は、現金かクレジットカードでの支払いが可能です。
現金での購入は、取扱店やAmazonなどが利用できます。
ですが、1年分または3年分の一括購入しかできません。
クレジットカードは、上記を含め公式サイトでの購入も可能です。
公式サイトでは、1年契約ですが支払いは一ヶ月分づつか1年一括払いなります。
また、セール時に契約した場合は、1年間はセール価格で利用が可能です。

まとめ

いかがだったでしょうか。
Adobeではセールをよく行っているので、そのタイミングで購入すると良いでしょう。

文:畦地

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