【2020年度サービス管理責任者研修を受けて】サービス管理責任者 O.M

サービス管理責任者研修を受けさせて頂きました。
今回の研修は、コロナ感染予防の対策で座学はオンデマンド配信、演習はフェイスシールドの着用、入室時ごとの手指消毒、体温管理、ソーシャルディスタンスを考えた席の配置などの予防対策をして開催されました。コロナ禍のため、どのように実施されるか、対策は大丈夫かなど不安はありましたが、予防対策をしっかりして開催されたので安心して参加することができました。

Contents

前期研修_オンデマンド配信について

オンデマンド配信の座学では、相談支援、サービス管理責任者としての業務内容、様々な制度などについて20時間近く学びました。

障害だけを見るのではなく、まずはその人自身や強みに目を向けることなど、以前から大切だと思っていることを改めて意識し直すこともできました。

“「自立」とは依存先を増やすこと”

この研修で、私が印象に残ったことは“「自立」とは依存先を増やすこと”、という考え方です。

「自立」とは依存しなくなることだと思われがちですが、障害の有無に関わらず人は誰でも何かに依存して生きています。依存先が1つしかないと選択肢が狭まり、依存先がなくなってしまうことに対する不安がありますが、依存先を増やすことで選択肢が広がり、もし1つの依存先がなくなっても他の依存先もあるため不安も軽減するのではないかと思います。

また私は一人の人に何度もお願いをするのが申し訳ないと罪悪感を感じてしまうことがあります。
同じように利用者さんにとって依存先が1つだと困ったときに毎回同じ依存先にお願いすることになるため、罪悪感が強くなり、必要な時にお願いしづらくなる場合があります。
しかし依存先が複数あると、1つの依存先にお願いごとを集中させることがないので、罪悪感が薄れ、困ったときにお願いしやすくなるのではないかと思います。
このように自分が必要な時に頼れる場所(依存先)がいくつもあると安心した生活を送れるのではないかと感じました。

演習研修_グループワークについて

ホテルの会場で開催された演習では、サービス管理責任者としての実際の具体的業務を2日間にわたって体験する研修でした。
その中でも印象的だったのは、担当者会議や面接の場面など何度もロールプレイをすることです。
サービス管理責任者や相談支援専門員、支援される当事者、その家族などその場面場面で役割を変えてロールプレイをしました。演習とわかっていても心が揺らぐ場面があり、実際にその役割に近い感情や思いを感じとることができました。
またそれぞれが感じたことを共有したり、別のグループのロールプレイを観察したりすることで様々な視点から見ることができ、実際に同じような状況になった時に、当事者の方やご家族、携わる様々な職種の方など、周りの人々を尊重しながら進めていけるのではないかと思います。

まとめ

この研修で得た大きな学びを実際の業務で活かし、日々精進していきたいと思います。
今回このような機会をいただき、感謝しております。ありがとうございました。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう