強度行動障がい支援者養成研修を受けての社内研修|指導員H・I

先月表題の研修を受講してその内容を社内に共有するために社内研修をしました。
実際受けた研修は福祉の業界自体初めての私にとっては非常に意義のある時間になりました。
今回は強度行動障がい支援ということで弊事業所の利用者さんに該当する方はいないですが、共通点もあり納得する部分もありました。
今まで学んできたこと、業務を通じて感じてきたこと等が言語化されこれから支援へ落とし込むにあたり具体的にどうしていったらいいかという考え方のベースができました。

Contents

案件を進める上での構造化

利用者さんたちに作業を振る上で下記のようなことを実践しています。

  • 作業内容を段階的に説明する
  • 可能な限り簡略化する
  • 理解しやすい媒体(視覚、聴覚)で説明する
  • 説明資料は作り過ぎだと思うぐらい作る

作業内容を段階的に説明

一度に作業内容すべて説明しても全ては理解しきれない事が多いので、段階的に説明したり事前に作業はいるまえに予習や、練習してもらい作業内容を把握してもらいます。
こちらとしては手間が増えますが、作業に入ったときに円滑に進められるようになってきています。

可能な限り簡略化する

利用者さんによってスキルの習熟度の違いや得手不得手があるので、そこを踏まえて担当を割り振ったりなるべく作業に参加してもらう機会を増やすために一部の工程だけやってもらうなどしています。

理解しやすい媒体(視覚、聴覚)で説明する

利用者さんそれぞれちがいますので人によっては口頭での説明のほうが頭に入ってきやすかったり、視覚的に説明資料があったほうが良いという方もいるのでなるべく各自に合った説明を心がけています。また実際に作業を見せたり一緒に作業をやってみるということも実践しています。

説明資料は作り過ぎだと思うぐらい作る

一番最初の項目と重複しますが、ちょっと作り過ぎかなと思うぐらい資料はつくっています。
案件によっては細かい注意事項などもあったりするので、あとで利用者さん自身で見返してもらえるように資料は作成しています。

QOLの向上および一般就労のために

利用者さんはQOL(QualityOfLIFE)の向上=生活の質の向上のために事業所を利用されています。
弊事業所を利用されている方は一般就労するためにスキルの向上、社会生活に慣れるため、仕事と日常生活を安定して送れるようにだったりと人それぞれ目標は違いますが、『今より生活を良くしたい』という部分は共通していると思います。
利用者さんの目標を達成するために弊事業所からはどういった支援を行うべきかを改めて考えないといけない思いました。
まずは利用者さん下記について改めてお伺いしていこうと思います。

  • 好きなこと、嫌いなこと
  • やりたい(習得したい)こと、やりたくないこと
  • できること、できないこと
  • やった結果できたこと、できなかったこと
  • 将来どうなりたいか、またそれを達成するためにはどうしたらいいと思うか

内容的に少し重複している項目がありますが、利用者さんと一緒に考えて再度目標を決めることによって認識の相違などが起きないでより的確に利用者さんに寄り添った支援ができるのではと思います。

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