テレワークで見えたコミュニケーションの大切さ

世界中でコロナが大流行し、感染拡大防止のために実施されているテレワーク。もちろんカインドでもいち早く取り入れられ、1か月以上が経過しました。
朝礼や終礼はPCカメラを使ったビデオ会議で行い、お昼休憩前後に指導員やスタッフに連絡を入れることで勤務管理をしています。事務所とは違い、周囲を気にせず作業を行うことができるので、自分のペースを維持できるというメリットがあります。

しかし、テレワークを実際に体験してみて、ある問題点に気づかされました。それは、他の利用者さんとのコミュニケーション不足に陥るということです。
事務所で作業を行っていた時は、休憩時間等を利用して他者とのコミュニケーションを取ることが可能でしたが、テレワークになると作業環境が各々の家となるため、コミュニケーションツールが会社用チャットになります。

そこで問題となるのは、実際に顔を見て話をするときと違い、チャットでは文章のみなので相手の感情を読み取ることが難しくなります。社会人として今後さらに必要とされるものがコミュニケーション能力です。
最近では高校入試や大学入試でも重要視されている部分でもあります。たいていの人がコミュニケーションに関して特に気にすることもなく生活を送っていると思いますが、私のように精神疾患を持っている人にとっては、特にこのコミュニケーションというものは難しいものなのです。

コミュニケーションに関しては、カウンセリング等でしっかりと練習してきたつもりでしたが、あくまで対面でのコミュニケーションの取り方でした。
今後、コロナ収束まで続くであろうテレワーク。もしかしたらコロナが収束しても何かのきっかけでテレワークを再度経験する機会があるかもしれません。
その時のために今後は対面だけではなく、チャット等でのネット内コミュニケーションの取り方についても考えていく必要性があると感じました。

テレワークを経験してこんなにもコミュニケーションについて考える機会ができたという意味ではいい経験になっていると思います。