「私も働ける?」就労継続支援A型の特徴と利用者のリアルな生の声【鹿児島市A型事業所】
こんにちは。
カインド職員のTSです。
当事業所は鹿児島市にあり、障害がある方などを対象に、主にPCを活用した仕事をしていただいている就労継続支援A型事業所です。
皆さんは、「就労支援A型事業所」がどんなところか知っていますか?聞いたことはあるけど、詳しくは知らないな~という方も多いかもしれませんね。
きょうは「就労支援A型事業所」の存在を知らなかった、または、気にはなっているがどんなところかわからず、一歩を踏み出せなかったとう方のために、A型事業所について知っていただくブログを用意しました。
また、今回はカインドの利用者さんたちに、カインドに通うまでの経緯や事業所での生活についてアンケートを取りました。事業所の利用者さんからしか聞けない、リアルな話をたっぷりお届けします♪
ご自身に合う職場選びの参考にしていただけたら幸いです。
それではまずは、就労支援A型事業所についてお話していきましょう。
| 🍀この記事の内容🍀 |
就労継続支援A型事業所とは
就労継続支援A型事業所は、※障害や難病のため一般企業での就労が難しい方に、働く場を提供する障害福祉サービスです。
※障害者手帳」を持っていなくても利用できるケースがあります。
仕事内容は事業所ごとに異なり、カインドのようなPCを使った作業のほか、調理、清掃、農業など様々です。
利用の対象となるのは、
◦一般企業での就職を目指したが、結びつかなかった方
◦一般企業で働いていた経験があるが、現在は離職している方
◦就労移行支援を利用したが、雇用に結びつかなかった方
とされていて、利用者さんは事業所と雇用契約を結び、都道府県が定める最低賃金以上の給与が保証されます。
一定時間、継続して働ける方を対象にしており、一般的には1日4〜6時間程度、週20時間以上勤務します。雇用保険への加入も可能です。
それから、A型事業所では、業務にあたり一定の支援を受けながら働くことができます。
例えば、利用者さんの障害の特性や体調に合わせて勤務時間を調整したり業務量をコントロールして、無理のないスケジュールを組むといったソフト面の支援をします。また、音や光に敏感な方に対し、耳栓を使ったりサングラスを着用していただいたり、パーテーションで視線を遮ったりと、ハード面でも環境を整えて対応します。
ただ、雇用契約を結んでいる以上できるだけ遅刻や欠勤をせず、決まった時間に勤務する「勤怠の安定」が求められます。
ですから、「将来は一般企業で働きたい」「毎日決まった時間に家を出る習慣がある」「月数万円以上の収入が欲しい」という方は、利用を検討してみる価値があるかもしれません。
B型事業所との違い
このほか、就労継続支援事業所にはB型というものもあります。
B型事業所は、現時点では一般企業やA型事業所での勤務が体力面やメンタル面で難しい方が対象です。雇用契約を結ばないので、週に1日だけ、きょうは1時間だけなど、体調に合わせて自分のペースで働けます。
主な仕事内容はダイレクトメールの封入、シール貼り、袋詰め、ハンドメイド雑貨の製作など比較的座ってできる軽作業が多い傾向にあるようです。
また、パン・菓子の製造販売や公園の清掃、農作業、クリーニングの仕上げ、パソコンを使った簡単なデータ入力などを多種多様です。
B型は雇用契約を結びませんので、作業の内容や時間に応じた「工賃」という形で報酬が支払われます。
そして、工賃の全国平均月額は約17,000円〜20,000円前後となっています。
| A型 | B型 | |
| 雇用契約 | 結ぶ | 結ばない |
| 労働時間 | 1日4~6時間で固定 | 柔軟に対応 |
| 給与/報酬 | 都道府県の最低賃金以上 | 工賃 |
| 月収目安 | 8万円 | 2万円前後 |
「まずは家から出る練習をしたい」「体調に波がある」「自分のペースでコツコツ作業を楽しみたい」という方など、向いていると言えるでしょう。
【関連記事・A型事業所とB型事業所の違いとは?(カインド職員ブログ)】
【利用者さんの声】カインドを選んだ理由
通っていたクリニックで紹介された、カインドの系列のB型からステップアップした、など皆さん通い始めたきっかけはさまざまのようです。
【利用者さんアンケート】
◇私は、そもそも「就労支援事業所」という存在自体を知りませんでした。だから正直に言うと、「カインドが特別に良い!」と強く感じて選んだというわけではありませんでした。働きづらさを感じていた時に、病院の先生から「働くなら就労支援という選択肢もあるよ」と教えてもらったのが最初のきっかけでした。(A・Tさん/20代女性)
◇私は、同じ運営元のB型事業所OAZOに通っていて、そこからのステップアップでカインドにしました。運営元が同じなので、スタッフの雰囲気やサポート体制についてよく知っていて、通い始めるときの不安がないのが決め手でした。(S・Kさん/40代男性)
◇母に言われハローワークに行ったら、カインドを紹介してくれました。(Rさん/20代女性)
◇私は、面接のときに応対してくれたサービス管理責任者のIさんの人柄で決めたかな~。(ティンク♡さん/60代女性)
◇絵を描くのが好きだったこともあり、イラストを学べるというのが大きかったです。(M・Tさん/20代男性)
◇私は社会不安障害を持っていて、毎日通所することが難しいです。普通の事業所は通所が基本なので、在宅で働かせてもらえるカインドは他にない魅力でした。(M・Mさん/40代女性)
◇無理なく働ける体制が整っています。私は特に、勤務の時間が10時~15時と固定しているのはよかったです。(まるさんかくしかく〇 △ □さん/50代男性)
◇私の場合は事務作業をしたことがなかったので「一度、してみたい」という理由で選びました。以前の肉体労働よりも負担が少ないのも理由です。(ベルリンさん/40代男性)
◇カインドの特別なPCスキルがなくても応募できるというのは大きな安心材料でした。自分でも挑戦できるかもしれないと思えました。(A・Tさん/20代女性)
【利用者さんの声】実際に働いてみて
一般就労していた時より自分を追い込むことなく、気持ちが楽になったという声や、好きな作業に従事して達成感を得られたという声に勇気づけられます。
◇決まった業種の会社や店を調べ、そこの住所や営業時間を調べるといったデータ入力作業をするのですが、実際やってみて、思ったより難しさはなく、結構淡々と作業をすることができます。(M・Tさん/20代男性)
◇一般企業よりも働きやすく、「居場所」としての役割が大きい印象です。(きのこんぶさん/30代女性)
◇他の事業所と比較して、PCのスキルアップにつながると思いました。(ベルリンさん/30代男性)
◇今はしばらくイラストは休止していますが、少し前にLINEスタンプ作成し、下手ながら一生懸命描いてみて、スタンプになったときは達成感を感じることができました。(M・Tさん/20代男性)
◇Word、illustrator、InDesign、Photoshopは使っていましたが、経験したことのなかった動画編集の勉強もさせてもらえて、毎日がとても充実しています。パソコンのスキルアップができることも、カインド最大の強みだと思っています。
また、パソコンを貸与していただけるというのはありがたかったです。(M・Mさん/40代女性)
◇最低賃金は保証されていて、生活する上で助かっています。(まるさんかくしかく〇 △ □さん/50代男性)
◇体調が安定しない日もある中で、無理をしすぎないように相談できる環境があるのは本当にありがたいと感じています。また、分からないことがあれば、職員さんが丁寧に教えてくれます。
一般就労の時は「迷惑をかけてしまうのではないか」と不安が強かったのですが、今はその不安がかなり減りました。実際にA型事業所へ通所を始めてみると、気持ちがずっと楽になりました😊(A・Tさん/20代女性)
以前の肉体労働よりも負担が少ないです。また、タイピング・ショートカットキーを使い時短で作業をするなどの最低限のスキルは長く居る間に身についたのではないかと思ってます。(ベルリンさん/30代男性)
まとめ
今回は、就労継続支援A型事業所の概要と、利用者さんたちがカインドを選んだ理由や実際に働き始めてからの感想をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
A型事業所について知らなかった、調べてみようかな、利用してみようかななど、少しでも皆さんのヒントにしていただけましたら幸いです。
利用者さんたちへのアンケートは、この回ではすべてご紹介できませんでしたので、第2弾を投稿予定です。
次回は、利用を検討している方へのアドバイスほかの内容でお届けします。
≪文責:TS≫
【就労継続支援A型事業所の労働時間・社会保険を解説。有給はもらえる?|一般社団法人就労支援センター】
【就労継続支援A型・B型は障害者手帳なしで利用できる?利用条件を徹底解説|一般社団法人就労支援センター】
【事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が義務化|政府広報オンライン】



