小さな「できた」を大切に【鹿児島市A型事業所】
私たちは日々の生活や仕事の中で、大きな目標や成果を求めがちです。しかし、目標が大きければ大きいほど達成までに時間がかかり、途中で自信を失ったり、思うように進まず落ち込んだりすることもあります。そんなときこそ大切にしたいのが、小さな「できた」を積み重ねることです。
例えば、朝決めた時間に起きることができた、予定していた仕事を一つ終わらせることができた、誰かに笑顔で挨拶ができたなど、一見すると当たり前に思えることでも立派な成果です。しかし私たちは、そのような小さな成功を見過ごしがちです。そして、できなかったことばかりに目を向けてしまうことがあります。
小さな「できた」を意識することには大きな意味があります。それは、自分自身を認めることにつながるからです。人は達成感を得ることで前向きな気持ちになり、次の行動への意欲が生まれます。反対に、自分を否定し続けると挑戦する気持ちが薄れ、自信を失ってしまいます。だからこそ、小さな成功でもしっかり認識し、自分を褒めることが大切です。
私自身も、何か新しいことに挑戦するときは大きな成果だけを求めるのではなく、「今日はここまでできた」「昨日より少し前進できた」という視点を持つようにしています。すると焦る気持ちが和らぎ、継続しやすくなることを感じています。どんな大きな目標も、振り返れば小さな一歩の積み重ねによって達成されています。
また、小さな「できた」は周囲との関わりの中にもあります。誰かの役に立てた、感謝の言葉をもらえた、困っている人を手伝えたといった経験も大切な成功体験です。そうした出来事は自分自身の成長を実感する機会となり、毎日をより充実したものにしてくれます。
毎日の生活の中で完璧を求める必要はありません。少しでも前進できたこと、昨日の自分より成長できたことに目を向けることで、気持ちは自然と前向きになります。小さな「できた」を大切にしながら、一歩ずつ自分のペースで進んでいくことが、長く成長を続けるための秘訣ではないでしょうか。
文・構成・写真/ゆうや
