立場が変わって見えてきた「ITの現場」A型事業所
就労継続支援A型事業所には多種多様な仕事がありますが、私が所属する「カインド事業所」はIT関連に特化した事業所です。『プログラミング、イラスト制作、動画編集、LINEスタンプ制作、そしてブログ作成』。日々、デジタル技術を駆使したクリエイティブな仕事が行われています。
私はこの場所で、利用者という立場からスタートし、現在はスタッフへと役割を変えました。今回は、スタッフとして新たな一歩を踏み出した私が、日々の業務を通じて何を学び、どのようなスキルを磨いているのか、そのリアルな舞台裏をお伝えします。
1. 「利用者」と「スタッフ」の業務の違い
利用者の頃の私は、主にデータ入力を中心に業務を行っていました。スタッフが決めたテーマに沿ってブログを作成したり、納期のある案件の入力作業に没頭したりする毎日です。
しかし、スタッフになってからは業務の「深さ」と「幅」が一気に広がりました。 単に文章を書くだけではなく、Googleドキュメントで作成した原稿をAIでSEO(検索エンジン最適化)調整し、WordPressを使ってデザインを整え、公式ホームページに公開する。いわば「メディア運営」を担うようになったのです。
2. 人前に立つ緊張と「時間管理」という責任
スタッフとしての仕事は、PCに向かう作業だけではありません。最も変化を感じたのは、朝礼・終礼の挨拶・利用者の方々への声掛けです。
人前に立つ経験: 最初の2〜3日は、全員の前で話すことに非常に緊張しました。マニュアルは頭に入っていても、人の前に立つと普段とは違う空気感に戸惑います。しかし、1週間ほど経つと落ち着いて話せるようになり、今では「人前に立つ」こと自体が良い経験として自分を成長させてくれています。
徹底した時間管理: 休憩時間の声掛けも重要な仕事です。かつて、自分の作業に集中しすぎて声掛けが遅れてしまったことがありました。その反省からミスを防ぐための「自分なりの仕組み作り」も、スタッフに求められる大切な能力だと痛感しています。
3. WordPressとAIを活用した「伝わる」Web制作
スタッフ業務の柱の一つが、ホームページへのアクセス数を増やすためのブログ運営です。
私は現在、WordPressの操作を習得するため、自ら積極的に記事を投稿しています。
実は、WordPressに触れるのは今回が初めてでした。最初はソフト特有の操作に戸惑いましたが、今では以下のステップをスムーズに行えるようになっています。
執筆: Googleドキュメントを使い、一貫性のある文章を作成する。
AI連携: AIにSEO対策の指示を出し、最適な文字数やキーワード配置に調整する。
メタ記述: 検索結果に表示される「メタディスクリプション」を、クリックしたくなるような文章で作成する。
装飾・構成: WordPress上で段落を区切り、フォントサイズや色の変更、リンクの設置を行い、読みやすさを追求する。
特に意識しているのは「読み手の立場に立つこと」です。外部の参考サイトや自社URLを適切に配置し、読者が「もっと知りたい」と思える構成を作ることは、Webマーケティングの基礎であり、非常に奥が深い仕事です。
4. 文章作成に求められる「論理能力」と「親しみやすさ」
私はもともと文章を書くことが好きです。しかし、ブログと大学時代のレポートや論文は全く別物であることに気づきました。
文章作成には、最初から最後まで脱線することなく一貫性を保つ「論理的能力」が求められます。
一方で、ブログは論文のように一語一句精読されることは稀で、大抵は「流し読み」されます。
そのため、以下の事が求められます。
論理的でありながら、気軽に読めること→箇条書きや段落をつけることで読みやすくする
一貫性を保ち、親しみやすい表現を使うこと →内容が脱線しないようにバランスを取り、尚且つ分かりやすく
まとめ:質の高い発信を目指して
フリーランスのブロガーもそうですが、Webの世界では「アクセス数」という数字が、努力の結果として残酷なまでに可視化されます。読み手の立場に立ち、価値のある情報を届けることは、決して簡単なことではありません。
だからこそ、今後もWordPressを活用し、カインド事業所の魅力をより多くの方に届けるために、自ら書く回数を増やしていこうと思います。自らのスキルを磨き続け、質の高いコンテンツを発信し続けること。それがスタッフとしての私の使命であり大きな挑戦です。
一歩ずつ、しかし着実に。これからも学びを止めず、成長を続けていく次第です。
《ベルリン》





